左遷至藍関示姪孫湘 左遷されて藍関に至り姪孫湘に示す
韓愈(中唐)
一封朝奏九重天  一封 朝に奏す 九重の天
夕貶潮州路八千  夕べに潮州に貶せらる 路八千
欲為聖明除弊事  聖明の為に 弊事を除かんと欲す
肯将衰朽惜残年  あえて衰朽をもって 残年を惜しまんや
雲横秦嶺家何在  雲は秦嶺に横たわり 家いずくにか在る
雪擁藍関馬不前  雪は藍関を擁して 馬すすまず
知汝遠来應有意  汝の遠く来るを知る まさに意有るべし
好収吾骨瘴江辺  好し 吾が骨を収めよ 瘴江の辺に

  山 行      杜牧(晩唐)

遠上寒山石径斜  遠く寒山に上れば 石径斜めなり
白雲生処有人家  白雲生ずる処 人家有り
停車坐愛楓林晩  車を停めて坐そぞろに愛す楓林の晩くれ
霜葉紅於二月花  霜葉は 二月の花よりも紅なり

 山中月   真山民

我愛山中月  我は愛す 山中の月
烱然掛疎林  烱然として 疎林に掛かるを
為憐幽独人  幽独の人を憐むが為に
流光散衣襟  流光 衣襟に散ず
我心本如月  我が心 本もと月の如く
月亦如我心  月も亦 我が心の如し
心月両相照  心と月と両ふたつながら相照らし
清夜長相尋  清夜長とこしえに相尋ぬ

 山中問答

問余何意棲碧山
笑而不答心自閑
桃花流水穴然去
別有天地非人間

  李 白

 余に問う 何の意ありてか碧山に棲むかと
 笑って答えず 心 自おのずから閑なり
 桃花 流水 穴然ようぜんとして去る
 別に天地の人間じんかんに非あらざる有り

山中与幽人対酌  山中にて幽人と対酌す 李白(盛唐)

両人対酌山花開  両人対酌すれば 山花開く
一杯一杯復一杯  一杯 一杯 また一杯
我酔欲眠卿且去  我酔うて眠らんと欲す 君しばらく去れ
明朝有意抱琴来  明朝 意有らば 琴を抱いて来たれ

行宮-芳野 飲酒 烏衣巷 題烏江亭 登高 カ 垓下歌 返歌 登岳陽楼 峨眉山月歌 川中島 キ 帰園田居 己亥歳 帰去来兮辞 漁翁 移居 京都東山 
偶成 偶成.西郷隆盛 九月十三夜陣中作 金州城下作 ケ 桂林荘雑詠示諸生 月下獨酌 送元二使安西 宿建徳江 コ 尋胡隠君 江雪 江南の春 古歌 胡笳歌 
左遷至藍関示姪孫湘 山行 山中の月 山中問答 山中与幽人対酌 シ 秋風の辭 秋浦歌 子夜四時歌(子夜呉歌) 奬進酒.李白 将進酒 蜀相 下終南山過
斛斯山人宿置酒
 春望 春夜 春夜喜雨 述懐 蜀道難 泊秦淮 静夜思 生年不滿百 赤壁の賦 絶句 望岳 旅夜書懐 短歌行 漢詩そのU 書架