滾滾たる黄河、 浩浩たる長江。 巍巍たる中華は、 東方に屹立す。 文明の古國、禮儀の邦。 美德を傳統とす、 源は遠く流れは長し。 |
盛んなる世に欣よろこび逢ふ、 改革開放さる。 政まつりごと通じ人和して、 百業興旺す。 道德建設は、 民心の向ふ所。 文明の新風は、 神州に蕩漾たうやうす。 |
東風面を拂ひて桃李を催うながし、 鷂鷹翅を舒ひろげて鵬程を展ず。 玉盤海を照らせば熱涙下り、 遊子臺に登りて故國を思ふ。 負そむくを休やめよ平生報國の志、 人民我有りて萬金に勝まさる。 憤起して直ちに追へ華夏を振はすを、 且しばし待て神洲地に遍あまねき春を。 |
唐堯虞舜夏商周、 春秋戰國亂れて悠悠。 秦漢三國晉統一し、 南朝北朝是これ對頭。 隋唐五代又た十國、 宋元明清帝王休やむ。 |
何いづれの日か君再び來たる 好き花は常には開かず、 好き景は常には在らず。 愁ひは堆つもれど笑眉を解く、 涙は洒そそぐ相思の帶。 今宵離別の後、 何いづれの日か君再び來たらん。 這この杯を喝のみ完ほしては、 請ふ小菜を進むること點いささかばかりを。 人生得難かたし幾回か醉ゑふを、 歡よろこばずして更に何をか待たん。 今宵離別の後、 何日君再び來たらんや。 |
休息鐘聲響、
我們進食堂。 喫了一口飯、 沙子滿牙床。 品嘗蔬菜味、 靑草菜裡藏。 放下一雙筷、 又去春耕忙。 |
昼休みの鐘が鳴り渡ったので、
わたしたちは、食堂へ入っていった。 ご飯を一口食べたら、 砂粒が口の中に、いっぱいに広がった。 野菜を味わえば、 草が、おかずの中に隠れていた。 お箸を置いて、 またもや慌ただしく春の農作業に出かけていった。 |
長亭の外はづれ、古道の邊あたり、 芳草碧みどり天に連なる。 晩風は柳を拂はらひ笛聲殘すたりて、 夕陽は山外の山。 天の涯はて、地の角すみに、 知交半なかば零落す。 一觚この濁酒餘歡を盡つくせど、 今宵別夢寒からん。 |
五湖四海一の美人にて、 十五、十六正に青春。 二十七、八病を得え、 三十歳に上り命陰に歸す。 |
六四民運 現代
遙遠的東方有一條江、 它的名字就叫長江。 遙遠的東方 有一條河、 它的名字就叫黄河。 雖不曾看見長江美、 夢裡常神遊長江水。 雖不曾聽見長江壯、 澎湃洶湧在夢裏。 古老的東方 有一條龍、 它的名字就叫中國。 古老的東方 有一群人、 他們全都 是龍的傳人。 巨龍脚底下我成長、 長成以後 是龍的傳人。 黑眼睛黑頭髮 黄皮膚、 永永遠遠 是龍的傳人。 |
遙か遠い東方に 一筋の江があり、 その名は長江という。 遙か遠い東方に 一本の河があり、 その名は黄河という。 長江の美しさを見たことがないものも、 夢では常に思いを長江の水に馳せている。 長江の雄々しさを聴いたことがないものも、 夢では澎湃と波が湧き起こっている。 昔東方に 一匹の龍がおり、 その名は中國という。 昔東方に 一群の人がおり、 彼らは全て 龍の子孫である。 巨龍の脚底でわたしは育ち、 成長しては 龍の子孫となった。 黑い眼黑い頭髮 黄いろい皮膚で、 永遠にいついつまでも 龍の子孫である。 |
平安なる夜 平安なる夜、聖なる善き夜、 萬暗の中、光華くゎうくゎ射さし、 聖母を照らしをり 也また聖嬰せいえいを照らしをり、 多少の慈祥じしゃう 也また多少の天真ぞ。 靜かに天賜てんしの安眠を享うけ、 靜かに天賜てんしの安眠を享うく。 |
きよしこの夜 きよしこの夜 星は光り すくひの御子は 御母の胸に ねむりたまふ 夢やすく |
搖啊搖、
搖到外婆橋、 外婆叫我好寶寶、 我叫外婆洋泡泡、 外婆罵我小赤佬 |
こいで、こいで
おばあちゃんの橋のところまでいった、 お婆ちゃんは、私を「いいこ」というけれど、 私は、おばあちゃんを「風船ガム」という、 おばあちゃんは、私を「悪い子」としかった |
廿載にふさい荒唐くゎうたうの言、 盡つくること無し辛酸の涙。 怪しむ莫なかれ蒼生さうせいは癡ちなりと、 皆言はば罪を獲えんことに因よる。 |
靜かである.雁の群が飛び去ってゆく 荒れはてた処女地 老いた木が倒れてきて、 ガラガラと音をたて空そらから 塩辛くて渋い雨が漂い落ちてきた |
夜來香 黎錦光
那南風吹來淸涼、那夜鶯啼聲悽愴。 月下的花兒都入夢、 只有那夜來香、 吐露著芬芳。 我愛這夜色茫茫、 也愛這夜鶯歌唱。 更愛那花一般的夢、 擁抱著夜來香、 吻著夜來香。 夜來香、 我爲你歌唱、 夜來香、 我爲你思量。 我爲你歌唱、 我爲你思量。 夜來香、夜來香、 夜來香。 |
あの南風が吹いて来て淸しくなり、 あの夜鶯の啼き聲はもの寂しげである。 月下の花は都すべて寝附いたが、 只だあの夜來香だけは起きていて、 よい香りを吐いている。 わたしはこの夜の風情が深まっていくのを愛し、 この夜鶯の歌をも愛する。 更にあの花と同様な夢を愛する、それは 夜來香に抱いだかれ続け、 夜來香に口づけをされ続けていることだ。 夜來香、 わたしはあなたのために歌い、 夜來香、 わたしはあなたのために思案する。 わたしはあなたのために歌い、 わたしはあなたのために思案する。 夜來香よ、夜來香よ、 夜來香よ。 |
從明天起、
做一個幸福的人 喂馬、劈柴、 周遊世界 從明天起、 關心糧食和蔬菜 我有一所房子、 面朝大海、 春暖花開 從明天起、 和毎一個親人通信 告訴他們我的幸福 那幸福的閃電 告訴我的 我將告訴毎一個人 給毎一條河毎一座山 取一個温暖的名字 陌生人、 我也爲你祝福 願你有一個 燦爛的前程 願你有情人終成眷屬 願你在塵世獲得幸福 我只願面朝大海、 春暖花開 |
明日からは、
一人の幸せな人になろう。 馬を飼って、薪を割って、 世界を回ろう。 明日からは、 ご飯やおかずに関心を持とう。 わたしは、家を一軒持っている。 心和なごむ 海に面した。 明日からは、 親しい人一人ずつに便りを出そう。 彼等にわたしの幸せを告げるんだ。 あの幸福の稲妻いなづまの一瞬が、 わたしに教えている。 わたしは、一人ひとりに告げていこう。 一筋の川ごとに、一山ごとに、 あたたかい名前を附けよう。 見知らぬ人よ、 わたしも、あなたのために祝福しよう: 願わくは、あなたに 輝かしい前途がありますように。 願わくは 願わくは わたしは、ただ、心和なごむ海に向かうことさえできればいい。 |
我如果愛你-- 絶不像攀援的凌霄花 借你的高枝炫耀自己 我如果愛你-- 絶不學癡情的鳥兒、 爲綠蔭 重複單調的歌曲; 也不止像泉源、 常年送來清涼的慰藉 也不止像險峰、 增加你的高度、 襯托你的威儀。 甚至日光。 甚至春雨。 不、這些都還不夠! 我必須是你近傍的 一株木棉做爲樹的 形象和你站在一起。 根、緊握在地下、 葉、相觸在雲裏。 毎一陣風過、 我們都互相致意、 但沒有人 聽懂我們的言語。 你有你的銅枝鐵幹、 像刀、像劍、也像戟、 我有我的紅碩花朶、 像沈重的嘆息、 又像英勇的火炬、 我們分擔寒潮、 風雷、霹靂; 我們共享霧靄、 流嵐、虹霓、 彷彿永遠分離、 卻又終身相依、 這才是偉大的愛情、 堅貞就在這裏: 不僅愛你偉岸的身驅 也愛你堅持的位置、 脚下的土地。 |
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詠秋競雄 七忘齋主人
百 有餘年前、慘烈軒亭口。 俠女魂魄去、 士人愧其憂。 出身逢亂世、 飄蓬度春秋。 心較男兒烈、 京華苦淹留。 一朝三島去、 求新覓自由。 寶刀千金置、 浩氣衝斗牛。 念念家國恨、 烈烈返神州。 秉志求光復、 奮勇做先頭。 辦報傳眞理、 學堂喚同儔。 作歌勉女權、 豈可居牛後! 事敗空餘恨、 絶筆意未休。 詩篇如大戟、 碧血化洪流。 匆匆過四載、 武昌功成就。 百有餘年後、 感君風雨愁。 |
秋競雄を詠ふ 百有餘年前ぜん、 慘烈さんれつたり軒亭口けんていこう。 俠女けふぢょの魂魄こんぱく去りて、 士人其の憂うれひを愧はづ。 身は出でて亂世に逢あひ、 飄蓬へうほうとして春秋を度わたる。 心は男兒較よりも烈しく、 京華に淹留えんりうを苦しむ。 一朝いってう三島さんたうに去り、 新しんを求めて自由を覓もとむ。 寶刀はうたう千金を置き、 浩氣かうき斗牛とぎうを衝つく。 念念家國かこくの恨、 烈烈れつれつとして神州に返かへる。 志を秉もちて光復くゎうふくを求め、 奮勇ふんゆうして先頭と做なる。 報に辦つとめて眞理を傳へ、 學堂同儔どうちうを喚よぶ。 歌を作りて女權に勉つとめ、 豈あに牛後ぎうごに居す可べけんや! 事こと敗れて餘恨よこん空むなしく、 絶筆意未だ休やまず。 詩篇は大戟たいげきの如く、 碧血へきけつは洪流と化す。 匆匆そうそうとして四載過ぎ、 武昌ぶしゃうに功は成就す。 百有餘年の後のち、 君に感じて風雨愁うれふ。 |