婉約詞 [索引] [書架] |
風乍ち起こり、 吹き皺む一池の春水を。 鴛鴦を閑引まねく香徑の裡、 手に挼もむ紅き杏の蕊。 鴨を鬥はせて欄杆に獨り倚れば、 碧玉の掻頭斜に墜つ。 終日君を望みて君至らざれど、 頭を舉ぐれば鵲喜聞こゆ。 |
呉山靑く、越山靑く、 兩岸靑山相ひ對して迎ふ。 爭いかでか忍ばん離情有るを。 君涙盈みち、妾わらは涙盈みつ、 羅帶の同心結未だ成さざるも。 江邊潮已すでに平かなり。 |
花信來る時、 恨む花の舊に依るが似ごとき人の無きを。 又春痩を成し、 折斷す門前の柳を。 天多情に與くみし、 長とこしへに相ひ守るものに與くみせず。 分れて飛びさりし後、 涙痕酒に和し、 雙の羅袖を沾ぬらせ了り。 |
紅枝に滿ち、綠枝に滿ち、 宿雨厭厭として睡りより起きること遲し。 閒庭に花影移る。 歸る期ときを憶ひ、歸る期ときを數へ、 夢に見ゆるは多しと雖へども相ひ見ゆるは稀なり 相ひ逢ふは幾れの時か知らん。 |
南浦!南浦! 翠鬢の離わかれし人何いづこに處すや? 當時手を攜たづさへき高樓に、 舊に依る樓前の水流。 流水!流水! 中に有るは傷心の雙涙。 |
落日斜めに、秋風冷し。 今夜故人來きたるや來きたらずや? 人をして立ち盡さ敎しむ梧桐の影。 |
十年生死兩茫茫、
不思量。自難忘。 千里孤墳、 無處話淒涼。 縱使相逢應不識、 塵滿面、鬢如霜。 夜來幽夢忽還鄕。 小軒窗、正梳妝。 相顧無言、 惟有涙千行。 料得年年腸斷處、 明月夜、短松岡。 |
十年生死兩つながら茫茫、
思量せざるも、自ら忘れ難し。 千里の孤墳、 無處話淒涼たるを話す處無し。 縱使たとひ相ひ逢ふも應まさに識るべからず、 塵面に滿ち、鬢霜の如し。 夜來の幽夢忽たちまち鄕に還る。 小き軒の窗、正に梳り妝ふ。 相ひ顧て言無く、 惟だ有るは涙千行。 料はかり得たり年年腸斷つの處、 明月の夜、短き松の岡。 |
世情薄く、人情惡し、 雨は黄昏を送り花は落り易し。 曉風乾かすは、涙痕の殘れるを。 心事箋かかんと欲し、 斜闌に獨り語る。 難、難、難。 人各おのおのと成り、今は昨に非ず、 病魂常に似るは秋千の索。 角聲寒く、夜闌珊たり。 怕る人の尋ね問ふを、 咽び涙なくも歡びを裝よそおふ。 瞞、瞞、瞞! |
樓外の垂楊千萬の縷、 青春を系つながんと欲し、 少いささか住とどめたり春の還り去るを。 猶も自ら風前に柳絮を飄はす、 春に隨ひて且しばし看ん何れの處へか歸るを。 綠は山川に滿ちて杜宇聞こえ、 便做たとひ無情なりとも、 愁人を苦しますにあらじ。 酒を把りて春を送れど春は語らず、 黄昏に卻って瀟瀟たる雨下ふる。 |
江城子 賞春 朱淑眞
斜風細雨作春寒。對尊前、憶前歡、 曾把梨花、 寂寞涙闌干。 芳草斷煙南浦路、 和別涙、看靑山。 昨宵結得夢夤縁。 水雲間、悄無言、 爭奈醒來、 愁恨又依然。 輾轉衾裯空懊惱、 天易見、見伊難。 |
斜風細雨春寒を作す。 尊前に對しては、前の歡を憶へど、 曾なんぞあらん梨花を把とれば、 寂寞として涙闌干たり。 芳草斷煙南浦の路、 別れの涙和ながらに、靑山を看る。 昨宵結び得たり夤縁を夢むを。 水雲の間、悄として無言、 爭奈いかんせん醒め來たれば、 愁恨又依然たり。 衾裯に輾轉として空しく懊惱す、 天ときに見ゆるは易けれど、伊かれに見ゆるは難し。 |
去年元夜の時、 花市燈は畫の如し。 柳の梢頭に月は上のぼり、 人は約す黄昏たそがれの後を。 今年元夜の時、 月と燈とは舊に依る。 去年の人に見あへずして、 涙は滿つ春衫の袖に。 |
團扇、團扇、 美人病みてより來このかた面おもてを遮る。 玉顏憔悴して三年、 誰たれか複また管弦を商量せん? 弦管、弦管、 春草昭陽の路を斷つ。 |
楊柳、楊柳、 日暮白沙の渡し口。 船頭の江水は茫茫として、 商人の少わかき婦つまは斷腸す。 腸斷たる、腸斷たる、 鷓鴣夜に飛ぶも伴ともを失ふ。 |
醉ひて春衫を拍ちて舊香を惜しみ、 天離恨を將もって疏狂を惱ます。 年年陌上に秋草生じ、 日日樓中に夕陽到る。 雲渺渺として、水茫茫たり。 征人の歸路許多はなはだ長し。 相思は本もともと是これ語ことばに憑まつ無くして、 花箋に向ひて涙行を費す莫れ。 |
春艷艷として、 江上の晩くれの山三、四點、 柳絲は剪きるが如く花は染むるが如し。 香閨寂寂として門半ば掩とざす。 愁眉斂よせ、 涙珠滴したたりて臙脂の臉かほを破みだす。 |
春日宴す、 綠酒一杯に一遍歌ひ、 再拜して三願を陳のぶ。 一に願ふ郞君の千歳を、 二に願ふ妾身の長健を、 三に願ふ梁上の燕と同じき如く、 歳歳長へに相ひ見まみえん。 |
春去りて秋來り、 往事何處いづこなるかを知らん。 燕子歸び飛りて蘭露に泣き、 光景千たび留めて住とどまらず。 酒闌たけ人散ずること草草として、 閒しづけき階に獨ひとり梧桐に倚よる。 記し得たり去年の今日、 前に依りて西風に黄葉す。 |
細雨流光を濕し、 芳草年年恨と與に長ず。 煙鎖鳳樓無限の事、 茫茫たり。 鸞鏡鴛衾兩つながら腸を斷つ。 魂夢悠揚たるに任せ、 睡りより起きれば楊花繍床に滿つ。 薄倖來たらず門半ば掩ふ、 斜陽なり。 你に負かれし殘春涙幾行ならん。 |
望海潮 柳永
東南形勝、三呉都會、 錢塘自古繁華。 煙柳畫橋、 風簾翠幕、 參差十萬人家。 雲樹繞堤沙。 怒濤卷霜雪、 天塹無涯。 市列珠璣、 戸盈羅綺競豪奢。 重湖疊巘清嘉。 有三秋桂子、 十里荷花。 羌管弄晴、 菱歌泛夜、 嬉嬉釣叟蓮娃。 千騎擁高牙。 乘醉聽簫鼓、 吟賞煙霞。 異日圖將好景、 歸去鳳池誇。 |
東南の形勝、 三呉の都會、 錢塘古いにしへ自より繁華なり。 煙柳畫橋、 風簾翠幕、 參差しんしたり十萬の人家。 雲樹堤沙を繞めぐる。 怒濤霜雪を卷き、 天塹涯はて無し。 市は珠璣を列し、 戸は羅綺を盈みたして豪奢を競ふ。 重なる湖疊なづく巘は清嘉なり。 三秋の桂子、 十里の荷花有り。 羌管晴れに弄び、 菱歌夜に泛うかぶ、 嬉嬉たり釣叟蓮娃。 千騎高牙を擁し、 醉ひに乘じて簫鼓を聽き、 煙霞を吟賞す。 異日好景を圖き將もて、 鳳池に歸去して誇れかし。 |
誰か道いふ閑情抛擲して久しと、 春來到る毎ごとに、 愁悵還ほ舊に依る。 日日花前に常に病酒し、 辭せず鏡裡に朱顏の痩するを。 河畔の青蕪堤上の柳、 爲に問はん新愁の、 何事ぞ年年有るは? 獨り小樓に立てば風袖に滿ち、 平林の新月は人歸りし後。 |
南浦、南浦、 翠鬢の離人何處いづこぞ。 當時手を攜たづさふ高樓、 舊に依る樓前の水流。 流水、流水、 中に有り傷心の雙涙。 |
佳人の巧たへなる笑みは値あたひ千金。 當かの日偶たまたま情深かりき。 幾回か飮み散じて、 燈殘すたれ香暖し、 好しき事鴛衾に盡す。 如今萬水千山阻み、 魂杳杳として、信沈沈たり。 孤棹の煙波、 小樓の風月、 兩處一般の心。 |
斑竹枝、斑竹枝、 涙痕點點相思を寄す。 楚客聽かんと欲す瑤瑟の怨を、 瀟湘の深夜月明の時。 |
菡萏香りは銷えて翠葉は殘れ、 西風愁ひて起こる綠波の間。 還また容光と共に憔悴し、 看るに堪へず。 細雨に夢より回さめて鷄塞遠く、 小樓に吹き徹して玉笙寒し。 多少の涙珠何ぞ限りある恨み、 闌干に倚る。 |
竹裏に風生じて月門に上る。 秦箏を理ととのへ。雲屏に對す。 朱絃を輕やかに撥き、 亂馬の嘶く聲を恐る。 恨を含み嬌を含みて獨り自ら語る: 今夜の月、太はなはだ遲生おそしと。 |
初夜嬌を含みて洞房に入る。 殘妝を理ととのへ。柳眉長し。 翡翠の屏中に、 親しく玉爐の香を爇たく。 金鈿を整頓して小玉を呼び、 紅燭を排ならべて、潘郞を待つ。 |
夢は入る江南の煙かすめる水路に、 行き盡くす江南を、 離人と遇あはず。 睡裏消魂説く處無く、 覺め來って惆悵して消魂誤らす。 此の情を盡くさんと欲して尺素を書き、 浮べる雁沈める魚、 終了つひに憑る據無し。 卻って倚る別緒を弦歌にて緩めんと、 斷腸移りて秦箏の柱ことぢを破らん。 |
長安の古道馬遲遲として、 高柳に亂蝉棲む。 夕陽島外、 秋風原上、 目斷す四天の垂るを。 歸雲一たび去りて蹤迹無く、 何處いづこか是れ前期なる? 狎興生疏、 酒徒蕭索として、 去いにし年の時に似ず。 |
樓上の黄昏杏花寒く、 斜月小さき闌干。 一雙の燕子、 兩行の征雁、 畫角の聲殘すたる。 綺窗の人東風の裏うちに在りて、 涙を灑ぎ春閑に對すならん。 也また應まさに舊もとの似ごとくあるべく、 盈盈たる秋水に、 淡淡たる春山。 |
春雨足りて、 染め就く一溪の新綠。 柳外飛來す雙ふたつの羽玉、 晴れに弄び相ひ對して浴す。 樓外の翠簾高く軸まき、 倚ること遍し欄干の幾曲、 雲淡く水平らかに煙樹簇むらがる、 寸心千里の目。 |
雨霖鈴 柳永
寒蝉淒切、對長亭晩、 驟雨初歇。 都門帳飮無緒、 留戀處、蘭舟催發。 執手相看涙眼、 竟無語凝噎。 念去去千里煙波、 暮靄沈沈楚天闊。 多情自古傷離別、 更那堪、 冷落清秋節。 今宵酒醒何處? 楊柳岸、曉風殘月。 此去經年、 應是良辰好景虚設。 便縱有千種風情、 更與何人説。 |
寒蝉淒切として、 長亭の晩に對す、 驟雨初めて歇やむ。 都門に帳飮すれど緒おもむき無し、 留戀せる處、蘭舟發たつを催す。 手を執りて相ひ看て涙眼し、 竟つひに語る無く凝とどこほり噎むせぶ。 千里の煙波去り去るを念おもへば、 暮靄沈沈として楚天闊ひろし。 多情古いにしへ自より離別を傷むに、 更に那なんぞ堪へん、 清秋の節に冷落せるを。 今宵酒醒さむは何いづれの處ぞ? 楊柳の岸、曉風殘月。 此ここより去りて年を經ふ、 應まさに是れ良辰好景虚しく設くべし。 便縱たとへ千種の風情有るとも、 更に何人なんぴと與とか説はなさん。 |
夜半樂 柳永
凍雲黯淡天氣、扁舟一葉、 乘興離江渚。 渡萬壑千巖、 越溪深處。 怒濤漸息、 樵風乍起、 更聞商旅相呼、 片帆高舉。 泛畫鷁、 翩翩過南浦。 望中酒旆閃閃、 一簇煙村、 數行霜樹。 殘日下、 漁人鳴榔歸去。 敗荷零落、 衰楊掩映、 岸邊兩兩三三、 浣沙遊女。 避行客、 含羞笑相語。 到此因念、 繍閣輕抛、 浪萍難駐。 歎後約丁寧竟何據。 慘離懷、 空恨歳晩歸期阻。 凝涙眼、 杳杳神京路。 斷鴻聲遠長天暮。 |
凍雲黯淡たる天氣、 扁舟一葉、 興に乘りて江渚を離る。 渡る萬壑千巖、 越溪の深處を。 怒濤漸く息やみ、 樵風乍たちまち起こり、 更に聞く商旅の相ひ呼ぶを。 片帆高く舉ぐ。 畫鷁を泛べ、 翩翩として南浦を過ぐ。 酒旆の閃閃たるを望みて中あり、 一簇の煙村、 數行の霜樹。 殘日の下、 漁人榔を鳴らして歸り去る。 敗荷零落し、 衰楊掩映す、 岸邊の兩兩三三、 沙を浣すすげる遊女。 行客に避たへ、 羞ひを含み笑ひて相ひ語る。 此こに到りて因って念おもふ、 繍閣輕く抛ち、 浪萍駐め難し。 歎く後約の丁寧は竟に何の據よりどころかを。 慘たる離懷、 歳晩に歸期阻まるを空しく恨む。 涙眼を凝らす、 杳杳たる神京の路。 斷鴻聲遠くして長天暮る。 |
我は長江の頭かみに住み、 君は長江の尾しもに住む。 日日君を思へど君に見まみえず、 共に長江の水を飮む。 此の水幾いづれの時にか休やみ? 此の恨何いづれの時にか已やまん? 只だ願はくは君が心我が心に似て、 定めて相思の意に負そむかざらんことを。 |
昨夜裙帶解け、 今朝蟢子飛ぶ。 鉛華棄つるべからず、 是れ藁砧の歸るに莫あらざらん。 |
碧雲の天、黄葉の地、 秋色の連波、 波上の寒煙は翠みどりなり。 山は斜陽に映じて天は水に接す、 芳草は情無く、 更に斜陽の外に在り。 黯あんたる鄕魂、旅思を追ふ、 夜夜除くに、 好夢人を留めて睡るに非ざれば。 明月樓高獨り倚るを休やめよ、 酒愁腸に入りて、 化して相思の涙と作なる。 |
危樓に佇み倚れば風細細さいさい、 望極すれば春愁、 黯黯あんあんとして天際に生ず。 草色煙光殘照の裏、 言無く誰たれか欄に憑よるの意を會せん。 疏狂せんと擬把ほっして一醉を圖はかる、 酒に對して當まさに歌ふべし、 強しひて樂しむは還なほ味無し。 衣帶漸やうやく寬くつろぐも終つひに悔いず、 伊かの爲人の憔悴するに消得あたひせん。 |
八聲甘州 柳永
對瀟瀟暮雨灑江天、一番洗淸秋。 漸霜風淒慘、 關河冷落、 殘照當樓。 是處紅衰翠減、 苒苒物華休。 惟有長江水、 無語東流。 不忍登高臨遠、 望故鄕渺邈、 歸思難收。 歎年來蹤迹、 何事苦淹留。 想佳人、妝樓顒望、 誤幾回、 天際識歸舟。 爭知我、倚闌干處、 正恁凝愁。 |
瀟瀟せうせうたる暮雨江天に灑そそぎて、 一番淸秋を洗ふに對す。 漸やうやく霜風淒慘として、 關河くゎんが冷落し、 殘照ざんせう樓に當たる。 是處紅くれなゐ衰おとろへ翠みどり減り、 苒苒ぜんぜんとして物華休す。 惟ただ長江の水の、 語ること無く東に流るる有るのみ。 高きに登り遠くを臨むに忍びず、 故鄕の渺邈べうばくたるを望みて、 歸思收をさめ難がたし。 歎なげく年來の蹤迹しょうせき、 何事ぞ苦はなはだしく淹留えんりうする。 想ふに佳人、妝樓さうろうに顒望ぎょうばうし、 誤りて幾回、 天際に歸舟を識りしならん。 爭いかでか知らん我の、闌干に倚る處、 正に恁かくも愁ひを凝こらさんとは。 |
御街行 范仲淹
紛 紛墜葉飄香砌。夜寂靜、寒聲碎。 真珠簾卷玉樓空、 天淡銀河垂地。 年年今夜、 月華如練、 長是人千里。 愁腸已斷無由醉。 酒未到、先成涙。 殘燈明滅枕頭敧、 諳盡孤眠滋味。 都來此事、 眉間心上、 無計相迴避。 |
紛紛たる墜葉つゐえふ香砌かうせいに飄ひるがへり。 夜寂靜じゃくせいにして、寒聲碎くだく。 真珠の簾れん卷きて玉樓空しく、 天淡くして銀河地に垂たる。 年年ねんねんの今夜、 月華は練れんの如く、 長とこしへに是これ人千里にあり。 愁腸しうちゃう已すでに斷たれて醉ゑふに由よし無し。 酒未だ到らざるに、先まず涙を成す。 殘燈明滅して枕頭ちんとう敧そばだつ、 諳あんじ盡つくす孤眠の滋味を。 都來此かくの事、 眉間みけん心上より、 相あひ迴避せんとすれども計すべ無し。 |
羞はぢらひを含みて翠鬟すゐくゎんを整ととのへ、 意を得て頻しきりに相あひ顧かへりみる。 雁柱ことぢ十三弦げん、 一一春鶯しゅんあう語る。 嬌雲けううん容易に飛さり、 夢斷たたれたるは知るや何處いづこなるかを。 深院しんゐん黄昏くゎうこんを鎖とざし、 陣陣ぢんぢんたる芭蕉ばせうの雨。 |
麗宇芳林高閣に對し、 新粧艶質本より傾城。 戸に映はゆに嬌を凝らして乍たちまち進まず、 帷を出で態を含みて笑ひて相ひ迎ふ。 妖姫臉かほは花の露を含むに似て、 玉樹光を流して後庭を照らす。 |
[索引] *謁金門*相思令*點絳唇*長相思*三臺令*梧桐影*江城子 *仝 賞春*仝*仝*釵頭鳳*蝶戀花*仝*仝*生査子*宮中調笑 *仝*鷓鴣天*歸自謠*長命女*淸平樂*南鄕子*望海潮 *鵲踏枝*三臺令*少年遊*仝*瀟湘神*浣溪沙*眼兒媚 *謁金門*雨霖鈴*夜半樂*卜算子*玉臺體*蘇幕遮*八聲甘洲 *御街行*生査子*玉樹後庭花 [上代][陶淵明][玉臺新詠][抒情詩][竹枝詞][花間集][李煜][香殘詞] [淸風詞][豪放詞][憂国慨世][李淸照][陸游][辛棄疾][金陵舊夢][秋瑾] [通俗詩][扶桑櫻花讚][日本漢詩] |