王 将
詞 西條八十
曲 船村 徹 
一 吹けば飛ぶような 将棋の駒に
  賭けた命を 笑わば笑え
  生まれ浪花の 八百八橋
  月も知ってる おいらの意気地

二 あの手この手の 思案を胸に
  破れ長屋で 今年も暮れた
  愚痴も言わずに 女房の小春
  作る笑顔が いじらしい

三 明日は東京に 出て行くからは
  何が何でも 勝たねばならぬ
  空に燈が付く 通天閣に
  俺の闘志が また燃える


 赤城の子守唄  潮来笠 めんこい仔馬 もしもピアノが弾けたなら 王将 世界は二人のために 下町の太陽 東京の灯よいつまでも 夜霧の第二国道