巻 第十 雑歌・相聞歌
 巻第十は、巻第八と同様の構成となっている。
 すなわち、四季に分類した歌をそれぞれ雑歌と相聞に分けている。作者や作歌年代は不明で、柿本人麻呂歌集から採られた歌もある。

一八一二 ひさかたの 天の香具山 このゆふへ
霞たなびく 春立つらしも

 天の香具山に、この夕暮れ、霞がたなびいている。
 春になったらしいな。
*ひさかたの…「天」の枕詞。


一八八三
 ももしきの 大宮人おほみやひとは 暇いとまあれや
梅をかざして ここに集つどへるzz

 大宮人たちは暇いとまがあるからか、梅をかざしてここに集まっている。
*ももしきの…「大宮人」の枕詞。「大宮人」は宮中に仕える人。


一八九四 霞立つ 春の長日ながひを 恋ひ暮らし
夜も更けゆくに 妹いもも逢はぬかも

 霞の立つ春の長い一日を、恋しい思いで過ごして、夜も更けてきた。ああ、あの娘が現れてくれないかなあ。

一九一七 春雨に 衣は甚いたく 通らめや
七日し零らば 七夜ななよじとや

 あなたは、春雨が降ったので来られなかったとおっしゃるけれど、あのくらいの雨なら、それほど衣が濡れ通るというほどではないでしょう。それなら、もし雨が七日間降り続いたら、七晩ともおいでにならぬとおっしゃるのですか。

一九八四 このころの 恋の繁しげけく 夏草の
刈り掃はらへども 生ひしくごとし

 近ごろは恋が多くて、夏草をいくら刈ってもどんどん生い茂っていくような感じです。

二〇二九 天の川 楫の音聞こゆ 彦星と
織女たなばたつめと 今夜こよひ逢ふらしも

 天の川に楫の音が聞える。彦星と織女が今夜逢うんだ。

二〇五二 この夕ゆうへ 降りくる雨は 彦星の
早や漕ぐ舟の 櫂の散りかも

 この夕べに降る雨は、彦星が急いで漕いでいる舟の櫂のしずくなのだろうか。

二一〇四 朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど
夕影にこそ 咲きまさりけり

 朝顔は朝露を浴びて咲くというけれど、夕方の薄暗い光の中でこそ輝いて見えるのですよ。
*ここでの朝顔は、桔梗ききょうか槿むくげの花。


二一〇九 我が宿の 萩の末うれ長し 秋風の
吹きなむ時に 咲かむと思ひて

 わが家の庭の萩の枝先が長く伸びている。
 秋風が吹く時に咲こうと思って。


二一三七 朝にゆく 雁かりの鳴く音は 吾が如く
もの念おもへかも 声の悲しき

 いま朝早く飛んでいく雁の鳴く声は、何となく物悲しい。
 彼らもまた私のように妻が恋しく物思いしているからだろう。


二一九六 しぐれの雨 間なくし降れば 真木の葉も
争ひかねて 色づきにけり

 しぐれの雨がしきりに降るので、真木の葉も耐え切れずに色づいてきましたよ。

二二二三 天あめの海に 月の舟浮け 桂楫かつらかぢ
懸けて漕ぐ見ゆ 月人壮士つきひとをとこ

 天の海に月の舟を浮かべて、桂の木の櫓をかけて、月の男が漕いでいくのが見える。
*月人壮士…牽牛けんぎゅうとする説がある。宇宙人?


二二二七 思はぬに 時雨しぐれの雨は 降りたれど
天雲あまぐもはれて 月夜つくよさやけし

 思いがけず時雨が降ったけれど、いつの間にか天雲がなくなって、月夜となった。

二二五二 秋萩の 咲き散る野辺のへの 夕露ゆふつゆ
濡れつつ来ませ 夜は更けぬとも

 秋萩が咲いては散る野辺の夕露に濡れながらもいらっしゃってください。どんなに夜が更けても。

二二七五 言に出でて 云はばゆゆしみ 朝顔の
穂には咲き出ぬ 恋もするかも

 口に出して悪いことが起きるといけないので、朝顔の花のように、目立たず恋をするのです。

二二八〇 萩の花 咲けるを見れば 君に逢はず
まことも久ひさに なりにけるかも

 萩の花が咲いているのを見ると、あの方にお会いしないまま本当に長い月日が経ってしまったものだ。

二三一四 巻向まきむくの 檜原ひばらもいまだ 雲居ねば
小松が末うれゆ 沫雪あわゆき流る

 巻向山の檜林にまだ雲もかかっていないのに、松の枝先から沫雪が流れてくる。

二三二三 わが背子を 今か今かと 出で見れば
沫雪降れり 庭もほどろに

 あの方がいらっしゃるのを今か今かと待って外に出てみれば、沫雪が庭にうっすらと降り積もっている。

  巻 第十一 古今相聞往来歌類の上

 巻第十一は、巻第十二と姉妹編をなす。
 相聞を形式や内容によって細分したもの。
 柿本人麻呂歌集や古歌集から採収された歌が多い。
 作歌年代不明。

二三六四 玉垂たまだれの 小簾をすの隙すけきに 入り通ひ
 来ね垂乳根の 母が問はさば 風と申さむ

 玉を垂らした(すだれ)のすきまからそっと入って通ってきてください。
 もし母がとがめて尋ねたら、風だと申しましょう。


二三六八 たらちねの 母が手放れ 斯くばかり
為方すべなき事は いまだ為なくに

 母の手を離れてから、これほどどうしようもない思いは未だしたことがありません。

二三六九 人の寝る 味寐うまいは寝ずて はしきやし
君が目すらを 欲りし嘆かむ

 人並みにあなたと共寝をすることができない私は、いとおしいあなたの目だけでも見ていたいと、嘆き続けるだけ・・・。

二三九一 玉かぎる 昨日の夕ゆふへ 見しものを
今日の朝あしたに 恋ふべきものか

 昨夜逢ったばかりなのに、今朝になればもうこんなに恋しく思うなんて、いったいどうしたことでしょう。
*玉かぎる…「夕」の枕詞。


二三九四 朝影に わが身はなりぬ 玉かぎる
ほのかに見えて 去にし子ゆゑに

 朝日に映る影のように、私の身はやせ細ってしまった。
 ちらっと見えてしまったあの娘のせいで。
*玉かぎる…「ほのか」の枕詞。


二三九五 行き行きて 逢はぬ妹ゆゑ ひさかたの
あめの露霜つゆしもに 濡れにけるかも

 長い道のりを行っては行って逢いにやってきたのに、逢うことのできないあの娘のせいで、天の露霜にすっかり濡れてしまった。

二三九六 たまさかに 我が見し人を いかならむ
よしをもちてか また一目見む

 偶然に見たあの人を、どんなきっかけで、また一目見ることができるでしょう。

二三九九 朱あからひく 膚はだに触れずて 寝たれども
心を異しく 我が念はなくに

 今夜は、美しいお前の膚にも触れずに独り寝したが、それでも決して心変わりをするようなことはない。今夜は故障があって行けなかったが、私の心に何の変わりもない。

二五一七 たらちねの 母に障さはらば いたづらに
いましも吾われも 事成るべしや

 母親に遠慮して気兼ねしてぐずぐずしていれば、お前も私もこの恋を遂げることができないではないか。

二五二〇
 苅薦かりごもの 一重ひとへを敷きて さ寐れども
君とし寝れば 寒けくもなし

 薦むしろをただ一枚敷いて寝ても、あなたとご一緒ならちっとも寒くはありません。

二五四四 うつつには 逢ふよしもなし 夢いだに
間なく見え君 恋ひに死ぬべし

 現実にはとても逢うすべがありません。ですから、せめて夢の中だけでもいつも逢ってください。
 でないと、恋に苦しんで死んでしまいそうです。


二五四六 念おもはぬに 到いたらば妹が 歓うれしみと
まむ眉引まよびき おもほゆるかも

 突然に女のところに行ったら、嬉しいと言ってにこにこする姿が想像せられ、言いようもなく楽しくなる。

二五四七 斯くばかり 恋ひむものぞと 念おもはねば
妹が袂たもとを まかぬ夜もありき

 こんなに恋しいとは思わなかったから、おまえと一緒に寝ない夜もあったのだが、こうして離れてしまうと堪え難く恋しい。容易に逢えたころになぜ毎晩通わなかったのかと悔やまれてならない。

二五六四 ぬばたまの 妹が黒髪 今夜こよひもか
がなき床に なびけて寝らむ

 妻の黒髪、ああ今夜も、私のいない床になびかせて寝ているのだろうか。
*ぬばたまの…「黒」の枕詞。


二五七二 偽いつはりも 似つきてぞする 何時いつよりか
見ぬ人恋ふに 人の死しにせし

 嘘をおっしゃるのもいい加減になさいまし。
 まだ一度もお逢いしたことがないのに。
 焦がれ死するなどとおっしゃるなんて。
 いつの世の中にまだ見ぬ恋に死んだ人が居りますか。


二五七八 朝寝髪あさねがみ われは梳けづらじ 愛うるはしき
君が手枕たまくら 触れてしものを

 朝起きて寝乱れた髪を、私はとかすまい。
 立派なあの方が手枕してくれて触れた髪だから。


二六四二 燈ともしびの 影にかがよふ うつせみの
妹が笑まひし 面影に見ゆ

 燈火にちらちら揺れて輝いている生き生きとしたあの娘の笑顔が目の前に浮かんでくる。

二六六六 妹いもが目の 見まく欲しけく 夕闇の
木の葉ごもれる 月待つごとし

 あの娘に逢いたい気持ちは、夕闇に木陰からなかなか出てこない月を待つようだ。

二六七九 窓越しに 月おし照りて あしひきの
嵐吹く夜は 君をしぞ思ふ

 窓越しに月が辺りを照らし出し、山から風が吹き降ろす夜は、あなたのことを思いつめています。
*あしひきの…「山」の枕詞。
 ここでは、山から吹く風の意味で、「嵐」の枕詞。


二六九五 我妹子わぎもこに 逢ふよしをなみ 駿河なる
富士の高嶺の 燃えつつかあらむ

 あの娘に逢うチャンスがなかなかないので、私の心は富士山のようにずっと燃え続けるのだろうか。

二七六二 蘆垣あしがきの 中の似児草にこぐさ にこよかに
我と笑まして 人に知らゆな

 私とご一緒にこうしてにこにこしておいでになるところを、人に知られたくないのです。
*似児草…箱根草、箱根シダという説が有力。


二七七六 道の辺の 草を冬野に 踏み枯らし
我れ立ち待つと 妹いもに告げこそ

 道端の草を冬の野のように踏み枯らして、私が待っていると、誰かあの娘に伝えておくれ。


  巻 第十二 古今相聞往来歌類の下

 巻第十二は、巻第十一と対をなす。作歌年代不明。

二八四一 わが背子が 朝けの形すがた 能く見ずて
今日の間を 恋ひ暮らすかも

 私の夫が朝早くお帰りになる時の姿をよく見ずにしまって、一日中物足りなく寂しく思い、恋しく暮らしています。

二八六六 人妻に 言ふは誰が言こと さ衣の
この紐ひも解けと 言ふは誰が言

 人妻である私に言い寄るのは誰のおことば。
 下着の紐を解いて寝ようと言い寄るのは誰のおことば。


二八九三 朝去きて 夕ゆふべは来ます 君ゆゑに
ゆゆしくも吾は 歎きつるかも

 朝はお帰りになっても夕方にはまたおいでになるあなたであるのに、我ながら忌々しく思うほどにあなたが恋しいのです。

二九〇一 あかねさす 日の暮れゆけば すべをなみ
たび嘆きて 恋ひつつぞ居る

 日が暮れていくと、どうしようもなくため息をついて、あなたのことを恋しく思っています。
*あかねさす…「日」の枕詞。


二九三六 今は吾は 死なむよわが背 恋すれば
一夜ひとよ一日ひとひも 安けくもなし

 あなた、私はもう死んでしまうほうがましです。
 あなたを恋すれば日は日じゅう、夜は夜じゅう心の休まることがありません。


二九五二 吾が齢よはひし 衰へぬれば 白細布しろたへ
袖の狎れにし 君をしぞ思ふ

 おれもようやく年を取って体も衰えてしまったが、今しげしげと通わなくても、長年なれ親しんだお前のことが思い出されてならない。

二九九一 たらちねの 母が養ふ蚕の 繭隠まゆごも
いぶせくもあるか 妹に逢はずして

 母が飼う蚕がまゆにこもって身動きできないように、私もふさぎこんで心が晴れない。あの娘に逢えないので。
*たらちねの…「母」の枕詞。


三〇〇一 春日野かすがのに 照れる夕日の 外よそのみに
君を相見て 今ぞ悔しき

 春日野に照る夕日のように遠くからあなたを見ていただけだったのが、今になって悔やまれてなりません。

三〇三四
 吾妹子わぎもこに 恋ひ為方すべ無がり 胸を熱み
朝戸開くれば 見ゆる霧かも

 いとしいあの娘が恋しくてどうしようもなく、胸が熱くなるような苦しさに朝の戸を開けると、辺り一面に霧が立ち込めている。

三一二九 桜花 咲きかも散ると 見るまでに
たれかも此処ここに 見えて散り行く

 桜の花が咲いたかと思うとすぐに散っていく。そのようすと同じに、誰かが行き交ってはまた別れていく。

三一六九
 能登の海に 釣つりする海人あまの 漁火いさりび
光にい往く 月待ちがてり

 まだ月も出ず暗いので、能登の海に釣している海人の漁火の光を頼りに歩いていく。月の出を待ちながら。


 巻 第十三 雑歌・相聞歌・問答歌・譬喩歌・挽歌

 巻第十三は、作者および作歌年代不明な長歌と反歌を集めたもの。

三二四八
 磯城島しきしまの 日本やまとの国に 人ひとさは
 満ちてあれども 藤波の 思ひ纏まつはり 若草の
 思ひつきにし 君が目に 恋ひや明かさむ 長きこの夜を

 この日本の国に多くの人々が満ちているが、波のように咲いている藤のつるのように、思慕の心がまつわりつき、若草に対するように心が寄りついて離れないあの方に、逢いたい逢いたいと思いつつ、長いこの夜を明かしてしまうのでしょうか。
*磯城島の…「大和」の枕詞。


三二四九 反歌
 磯城島の 日本やまとの国に 二人あり
とし思はば 何か嘆かむ

 この日本の国に、私の思うあの人がもし二人いるのなら、私はこんなにも嘆きはしないのに。

三二七〇
 さし焼かむ 小屋の醜屋しこやに かき棄てむ
 破薦やれごもを敷きて うち折らむ 醜しこの醜手いこて
 さし交へて 寝らむ君ゆゑ あかねさす
 昼はしみらに ぬばたまの 夜はすがらに この床とこ
 ひしと鳴るまで 嘆きつるかも

 焼いてしまいたい汚らしい小屋に、捨ててしまいたいようなぼろ薦を敷き、へし折ってやりたい汚らわしい手と、交し合って今ごろ寝ているだろうあの人のせいで、昼はひねもす、夜は夜もすがら、この寝床がひしひし鳴るほど寝返りを打ち、私は嘆き続けている。

三二七一 反歌
 わが情こころ 焼くもわれなり 愛しきやし
君に恋ふるも わが心から

 私の心を焼くのも嫉妬する私。
 あの人に恋焦がれるのも私の心のせい。


三二八三 今さらに 恋ふとも君に 逢はめやも
寝る夜をおちず 夢に見えこそ

 今さら恋い慕っても、あなたには逢えないのでしょう。
 それなら毎夜かかさず夢に見えてほしい。


三二九五
 うち日さつ 三宅の原ゆ 直土ひたつちに 足踏み貫
 夏草を 腰になづみ 如何いかなるや 人の子ゆゑぞ
 通はすも 吾子あごうべな諾な 母は知らじ
 諾な諾な 父は知らじ 蜷みなの腸わた か黒き髪に
 真木綿まゆふち あざさ結ひ垂れ 大和の
 黄楊(つげ)小櫛(をぐし)を 抑へ()す うらぐはし子 それぞわが妻

 三宅の原を、地面を素足で踏みつけ、夏草を腰にからませながら行くのは、いったいどんな娘のためなのか、お前。なるほど母親は知るまい、なるほど父親も知るまい。
 蜷の腸のような黒々とした髪に、木綿のひもであざさを結わえて垂らし、大和の黄楊の櫛を挿しているかわいい娘、それが私の相手です。
*うち日さつ…「三宅」の枕詞。
*蜷の腸…「か黒き」の枕詞。蜷は巻貝。
*あざさ…リンドウ科の水草。


三二九六 反歌
 父母ちちははに 知らせぬ子ゆゑ 三宅道みやけぢ
夏野の草を なづみ来るかも

 父母に打ち明けられないあの娘ゆえに、夏の三宅の野原の草をかき分けながらやって来たのだ。

三三一四
 つぎねふ 山城路やましろぢを 他夫ひとつま
 馬より行くに 己夫おのつまし 歩かちより行けば
 見るごとに 哭のみし泣かゆ 其そこふに
 心し痛し たらちねの 母が形見と わが持てる
 真澄鏡(まそみかがみ)に 蜻蛉領巾(あきづひれ) 負ひ()め持ちて 馬替へわが背

 山城の国へ向かう道を、よその人の夫は馬に乗って行くのに、私の夫は歩いていく。
 私は、それを見るたびに声を出て泣けてきます。
 それを思うと、心が痛んでなりません。
 母の形見として私が持っているよく澄んだ鏡に、うす絹のひれを添えて持って行き、馬にお替えなさい、あなた。
*つぎねふ…「山城」の枕詞。
*たらちねの…「母」の枕詞。


三三一五 反歌
 泉川いづみがは 渡瀬わたりせ深み わが背子が
旅行き衣 ひづちなむかも

 泉川を渡る瀬が深いので、あなたの旅衣はきっと濡れてしまうのでしょう。

三三一六 真澄鏡まそかがみ 持てれどわれは 験しるしなし
君が歩行かちより なづみ行く見れば

 よく澄んだ鏡を持っているものの、私はその甲斐がありません。あなたが徒歩で難儀して行くのを見ると・・・。

三三一七 馬買はば 妹いも歩行かちならむ よしゑやし
石は履むとも 吾は二人行かむ

 もし馬を買えば、私は馬に乗れてもお前は歩いて行くことになる。ままよ、たとえ石を踏もうと、私は二人で歩いていくぞ。


索引 栞 巻1雑歌 2相聞 挽歌 3雑 譬喩 挽歌 4相聞歌 5雑歌 6雑歌 7雑 譬喩 挽歌 8雑 相聞歌 9雑 相聞 挽歌 10雑 相聞歌
11古今相聞往来歌 12同下 13雑 相聞 問答 譬喩 挽歌 14東歌[雑 相聞往来 譬喩 防人 挽歌] 15 16雑歌 17 18 19 20 戻る