紅梅色こうばいいろ。#ee98a0
 紅梅の花の色から名付けられた伝統色名。
 万葉の時代は花見といえば観梅のこと。
 染色のみならず襲かさねの色目としても愛好された。
 元は紅花で染められていたが、江戸時代にはスオウで染められ広く普及。
 「御返しは、紅梅の薄様に書かせ給ふが、御衣の同じ色ににほい通ひたる」枕草子