退紅
あらぞめ
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「退」は「褪」と同じ意味で、「褪せた紅」のような薄い紅色を表す。
「粗染」、「洗染」とも表記する。
紅花は定着しにくいので、キハダやウコンで下染めしたため黄みをおび、にごった色となった。
「くれなゐの薄染衣 浅らかに相見し人に恋ふるころかも」
万葉集 巻12