アカシアの雨が止む時
詩 水木かおる
曲 藤原 秀行 
アカシアの雨にうたれて
このまま死んでしまいたい
夜が明ける日がのぼる
朝の光のその中で
冷たくなった私を見つけて
あの人は 涙を流して
くれるでしょうか

アカシアの雨に泣いてる
切ない胸はわかるまい
思い出のペンダント
白い真珠のこの肌で
淋しく今日も暖めてるのに
あの人は 冷たい()をして
何処(どこ)かへ消えた
アカシアの雨が止む時
青空さして鳩がとぶ
むらさきの羽の色
それはベンチの片隅で
冷たくなった私のぬけがら
あの人を さがして
遥かに飛び立つ影よ