聖きたびびと
中瀬古 和 訳詞
一(ヨセフ)
 み名のゆえもて 願いききてよ
 妻は疲れぬ ひと夜宿らせてよ
二(宿屋の主人)
 かかる夜更けに おとなうはたれぞ
 かどは閉ざせり 我を過ぎて急げ
三(マリヤ)
 あまつみ神の えらびたまいし
 おみなぞわれは ひと夜宿らせてよ
四(宿屋の主人)
 まことみ神の み使いならば
 宿は求めず めの守りまたん
五(ヨセフ)
 貧しきたくみ ヨセフぞわれは
 マリヤわが妻 み神のつかいめぞ
六(宿屋の主人)
 ヨセフ、マリヤよ きよきたびびと
 かどはひらけり み名のゆえもて今

 (合唱)
 みめぐみたもう 神のみ栄えのため
 われら互いに 愛のわざをなさまし