トロイカ
ロシア民謡 原詞
走るトロイカひとつ 雪のヴォルガに沿い
はやる馬のたずなとる 馭者の歌悲し
はやる馬のたずなとる 馭者の歌悲し

何を嘆く若者 たずねる年寄り
何故にお前は悲しむ 悩みはいずこ
何故にお前は悲しむ 悩みはいずこ

去年のことだよおやじ 好きになったのは
そこへ地主の奴めが 横槍を入れた
そこへ地主の奴めが 横槍を入れた

クリスマスも近いに あの()は嫁に行く
金につられて行くな ろくな目にあえぬ
金につられて行くな ろくな目にあえぬ

鞭持つ手で涙を 馭者はおしかくし
これでは世も末だと 悲しくつぶやく
これでは世も末だと 悲しくつぶやく

音楽舞踏団カチューシャ 詞
雪の白樺林 夕日が映える
走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く

響け若人の歌 高鳴れバイヤン
走れトロイカ かろやかに 粉雪蹴って

黒いひとみが待つよ あの森越せば
走れトロイカ 今宵は 楽しいうたげ