おんな船頭唄
詞 藤間哲郎
曲 山口俊郎
一 嬉しがらせて 泣かせて消えた
  にくいあの夜の 旅の風
  思い出すさえ ざんざら真菰
  鳴るなうつろな この胸に

所詮(しょせん)かなわぬ えにしの恋が
  なぜにこうまで 身を責める
  呼んでみたとて はるかな灯り
  濡れた水棹(みざお)が 手に重い

三 利根で生まれて 十三七つ
  月よわたしも 同じ年
  かわいそうなは みなしごどうし
  今日もお前と つなぐ舟