火の国の女
詞 たかたかし
曲 猪俣 公章
肥後は火の国よ 恋の国
燃える中岳よ 胸こがす
一つしかないこの命
くれというならくれてやる
熱か熱か こころもからだも熱か
惚れた(おなご)を抱きたけりゃ
火傷かくごで 抱かんとね
         抱かんとね

肥後は湯の里よ (たぎ)る国
菊池 地獄谷 血がさわぐ
たとえ地の底 針の山
来いというならついてゆく
熱か熱か 情念(おもい)も涙も熱か
恋は一生ただひとり
それでよかなら 抱かんとね
           抱かんとね

熱か熱か 枕も吐息も 熱か
うちはひとりじゃ よう寝れん
月に隠れて逢いに来い逢いに来い
熱か熱か こころもからだも熱か
闇を流れる火の河で
うちはあんたの 夢をみる
           夢をみる