冬景色
文部省唱歌
一
狭霧
(
さぎり
)
消ゆる
湊江
(
みなとえ
)
の
舟に白し 朝の霜
ただ水鳥の 声はして
いまだ覚めず 岸の家
二
烏啼
(
からすな
)
きて 木に高く
人は畑に 麦を踏む
げに小春日の のどけしや
かえり咲きの 花も見ゆ