二 何時の頃から 鰊場に 咲いた私は 夜の花 銀のうろこで 化粧して 海の男に お酌する
三 可愛い貴男の 髭面を 今度見るのは 何時の事 門出に涙は 不吉だと 知っていながら 泣けてくる
四 女乗せない 船だけど 一度行きたい アリューシャン 死んだ親父の 好きな花 雪のお墓に 供えたい