戒語 良寛
- 言葉の多き
- 口の早き
- もの言いのきわどき
- 話の長き
- もの言いのくどき
- もの言いのはしなき
- 言繰る
- 表裏口
- おとし話の長き
- 口に耳をつけて囁く
- こころにもなきことを言う
- 負け惜しみ
- 返らぬことを幾度も言う
- 節たちたることば
- 人のことばを笑う
- ゆきたたぬをなぶりておもしろがる
- 末の通らぬこと
- 人惑わしのこと
- 客の前に人を叱る
- 憎き心もちて人を叱る
- 人の嫌がるおどけ
- いくじなきおどけ
- 人を隔つることを言う
- 人の傷つくことを言う
- 人の嫌がることを言う
- 人の障りになることを言う
- 人の困ることを言う
- 人の恥かくことを言う
- 人を驚かすおどけ言う
- 人を嫉むことを言う
- 人に腹立たすことを言う
- 人を見限るとを言う
- 己が得手にかけて言う
- こと起こすことを言う
- 行き過ぎたことを言う
- まぎらかしことを言う
- よそごとを言う
- 逃げごとを言う
- おれがこうした、こうした
- 鼻であしらう
- 人のことばを戻し理を非に曲ぐることを言う
- 説法(法談)の上手下手(の評価)
- 役人の善し悪し
- 人の器量のあるなし
- 上の噂
- 下べの沙汰
- 公儀の沙汰
- 公儀の噂問わず語り
- 差し出口
- 講釈の長き
- ついでなき話
- 手柄話
- 自慢話
- 公事(訴訟)の話
- 諍い話
- 出入りの話
- 喧嘩の話
- 不思議話
- 物言いの果てしなき
- 減らず口
- 己が悪しきことを人に塗りつくる
- 人のもの言いきらぬうちにもの言う
- 話の腰をおる
- 子供に知恵をつける
- 子供をたらす
- 言葉の違う
- たやすく約束する
- よく心得ぬことを人に教える
- 事々しくもの言う
- いかつがましくもの言う
- ひきごとの多き
- 親切気にもの言う
- 慮外咎め
- ことわりの過ぎたる
- このことのすまぬ中にかのことを言う
- 人の話の邪魔をする
- あの人に言いてよきことをこの人に言う
- あなどること
- そのことの果たさぬうちにこのことを言う
- しめやかなる座にて心なくもの言う
- ことごとに人の挨拶きこうとする
- 酒に酔いてことわりを言う
- 酒酔いにことわりを言う
- 腹立ちながらことわりを言う
- 腹立てる人にことわりを言う
- 人の隠することをあからさまに言う
- はやまり過ぎたる
- 親切らしくもの言う
- 己が氏素姓の高きを人に語る
- 人の事を聞き取らず挨拶する
- 推し量りのことを真実になして言う
- 悪しきと知りながら言い通す
- 言葉とがめ
- 物知り顔に言う
- かたおどけ
- 人を敬いすぎる
- よしなき長話
- 人のことをよく聞き分けず答えする
- わがことを強いて人に言い聞かさんとする
- 神仏のことを軽々しく沙汰する
- 軽はずみにもの言う
- 人を使うに言葉の多き
- しもべを使うにことばのあらけなき
- 人に逆らうこと
- 人にへつらうこと
- 言うて詮なきこと
- 人の讒訴
- さしたることもなきことを細々と言う
- いささかなことを言い立てる
- 返事を聞こうとするはむつかし
- さしてようなきことは言い捨てにすべし
- 耳にたつこと
- 入り用のところばかり抜いてあらまし言うべし
- 人の気色を見ずしてもの言う
- 人を侮ること
- 陰ごと言うてよくばその人に向かうて
- 己の意地を言い通す
- 見ること聞くことを一つひとつ言う
- よく物の講釈をしたがる
- 子供のこゃくになる
- 老人のくどき
- 若いものの無駄話
- 仕方話(身振り手振りで)
- 首をねじりて理屈を言う
- こわいろ
- ひきごとの違う
- 引き事の多き
- 口をとがらしてもの言う
- 過ちを飾る
- 押しの強き珍しき話の重なる
- 息もつきあわせずもの言う
- ところに合わぬ話
- 好んで唐ことばを使う
- 口まね
- 田舎ものの江戸ことば
- 都ことばを覚えしたり顔に言う
- よく知らぬことを憚りなく言う
- 片言を好みて使う
- 人の寝てからの大話
- 寝入りたる人をあわただしく起こす
- 寝付かれぬ人のかたわらに話する
- 憂いある人のかたわらに歌うたう
- 聞き取り話
- 人のことわりを聞き取らずして己がことを言い通す
- 人に会うて都合よく取り繕って言う
- 間の切れぬようにもの言う
- わざと無造作に言う
- 悟り臭き話
- 学者臭き話
- 茶人臭き話
- 風雅臭き話
- さしてもなきことを論ずる
- 節もなきことに節を立てる
- 言うこと言わぬ
- さもなくてあるべきことをきつく言う
- あまりしらじらしくもの言う
- かせれと言うて返さぬ
- くれると言うてくれぬ
- 人に物くれぬ先に何々やろうと言う
- くれて後人にそのことを語る
- 貴人に対してあゝ致しまする
- あくびとともに念仏
- あゝ致しました、こう致しました、
ましたましたのあまり重なる - 幸いの重なりたるとき、物多くもらうとき、
ありがたきことと言う - 言い足らぬことは又つぎても言うべし
- 言うたことは再び返らず、ことばの過ぐるは愛想なし
九十戒 - 言葉の多き
- 物言いのきわどき
- 口の早き
- 話の長き
- 問わず語り
- 講釈の長き
- 差し出口
- ついでなき話
- 手柄話
- 自慢話
- 公事(訴訟)の話
- 諍い話
- 不思議話
- もの言いのはてしなき
- 公儀の沙汰
- 減らず口
- 人のもの言いきらぬうちにもの言う
- 子供をたらす(たらかす)
- ことばの違う
- たやすく約束する
- よく心得ぬことを人に教える
- ことごとしくもの言う
- いかつがましくもの言う
- 引き事の多き
- ことわりの過ぎたる
- あの人に言いてよきことをこの人に言う
- そのことはたさぬうちにこのこと言う
- へつらう事
- 人の話の邪魔をする
- あなどること
- しめやかなる座にて心なくもの言う
- 人の隠す事をあからさまに言う
- 事ごとに人の挨拶聞こうとする
- 顔を見つめて物言う
- 酒に酔いてことわり言う
- 酒に酔いたる人にことわり言う
- 腹立てるときことわり言う
- はやまり過ぎたる
- 親切らしくもの言う
- 己が氏素姓の高きを人に語る
- 人のことを聞き取らず挨拶する
- 推し量りのことを真実になして言う
- 悪しきと知りながら言い通す
- 言葉とがめ
- 物知り顔に言う
- さしたることもなきことを細々と言う
- 見ること聞くことを一つひとつ言う
- 説法の上手下手
- 役人のよしあし
- よくものの講釈をしたがる
- 子供のこしゃくなる
- 老人のくどき
- 若いものの無駄話
- 仕方話(身振り手振りで)
- 首をねじりて理屈を言う
- こわいろ
- ひきごとの違う
- 口をすぼめて(とがらせて)もの言う
- 押しの強き
- めずらしきこと(話)の重なる
- 息もつきあわせずもの言う
- 品に似合わぬ(ところにあわぬ)話
- 口まね
- 好んで唐ことばを使う
- 田舎者の江戸言葉
- 都言葉など覚え、したり顔に言う
- よく知らぬことを憚りなく言う
- 寝入りたる人をあわただしく起こす
- 聞き取り話
- 人に会って都合よく取り繕って言う
- 間の切れぬように物言う
- わざと無造作に言う
- 貴人に対してあゝ致しまする
- 学者臭き話
- 悟り臭き話
- 茶人臭き話
- 風雅臭き話
- さしてもなきことを論ずる
- 人の器量のあるなし
- くれて後人にそのことを語る
- 俺がこうした、こうした
- はなであしらう
- くわの口きく
- 節もなきことに節を立てる
- あくびとともに念仏
- 人に物くれぬ先に何々やろうと言う
- 説法者の弁を覚えて或いはそう致しました、
ところでなげきかなしむ