北鎌尾根縦走記(松岡君)

 今年の同期生の登山は北鎌尾根から槍ガ岳を目指しました。
 今回の登山ルートは登山地図にも明記されていない難コース(コース標示一切無し)で リーダーの経験が問われるものでした。

 日  時:2002.7.28(日)〜8.2(金)
 参 加 者 :リーダー渡辺 空、白川 司、松岡夫妻

 行動概要:

貧乏沢を下る(29日)
28日 早朝東京を出発。長野県穂高町の登山口から日本三大急登の合戦尾根(平均 勾配21.3度)を約1,300m登り、燕岳(2,762m)に登頂。
 山頂近くの燕山荘に泊る。高山植物の女王コマクサを堪能する。

29日 北アルプス表銀座と呼ばれる縦走コースーを歩く。コースを外れ、明日の準備のために平均勾配約27度の貧乏沢を約800m下る。
 河原でテント宿営。

30日 北鎌沢(平均勾配約35度、約700m)を登り尾根(約2,500m)にとりつく。道なき道をザイルを活用しながら必死に登るが、時間を浪費。
 独標 (2,899m)を通過した頃夕刻となり、それぞれ場所を探し計画外のビバークをする。


北鎌沢を登る(30日)

崩れやすい岩の壁を登る(30日)

槍ガ岳はガスの向こうに(30日)

31日 予定外の炊事をしたため、水不足にみまわれ、渇きとも戦いながら頂上を目指す。
 14:48遂に槍ガ岳頂上(3,180m)に立つ。槍岳山荘に泊まる。


槍ガ岳への道(31日)

記念撮影(31日)

槍ガ岳間近(31日)

最後の難所(チムニー)(31日)

槍ガ岳頂上にて(31日)

北鎌尾根全景 (1日)

1日 東鎌尾根ルートで下りにつく。途中、大天井岳(2,922m)に登頂。山頂 近くの大天荘に泊まる。

2日 東大天井岳、横通岳を通過し常念乗越(2,466m)から一ノ沢登山口へ下山。夜遅く帰京。

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