冗句集の仲間たち
 狭山ヶ丘の頭変僕、立川のIM、対馬の男爺、目黒の豚珍漢、狭山ヶ丘のボケの花、日高の昼行灯、入間川のドジカメ
冬の帯び 解いて主待つ 春の富士

 2月の富士の写真を見て<頭変僕>
雪解けを 待って今宵も 駿河富士
 頭変僕氏に対する応句<I.M>
税務署で 友と出会うも クサレ縁<ドジカメ>
 確定申告に行き同期生とバッタリ
啓蟄や ウグイス来たり 春を呼ぶ


 九州の田舎にて梅にウグイス<ドジカメ>
税金を 納めるうちが 華と知り
妻国家 地方もみんな 金よこせ

 ドジカメの句に応句<豚珍漢>
気短かは 順調老化の 証拠品 最近の自分への慰めか
美人画の モデルの心 誰ぞ知る
揶揄言葉 口に出辛き ルノアール
 
男爺画伯の絵(裸婦)をみて<頭変僕>
句に句して 絆深める ろくでなし
 ろくでなし冗句集の発刊によせて<男爺>
隠し妻 都に置けずに 里におき
 
男爺の作品(裸婦)を見ての感想句<頭変僕>
今も夢 鳴くうぐいすの 谷渡り
 頭変僕の感想句に対する応句<男爺>
飛騨の 夜忍び会うにも 星の海
 男爺画伯の作品(白川郷)に<豚珍漢>
月夜道 なぜか二人の 影ひとつ 豚珍漢氏に応句<男爺>
御仏に 思いは巡る 飛鳥奈良<男爺> 唐招提寺国宝展にて ひとときの 思い出払えぬ 身の芥 <頭変僕>>

 テレカ見て 風車の国へ 一人旅<男爺>
夢の国 私も行きたい 一人旅<ボケの花>(通称 桂子)
一人なら 自由奔放 エヘヘのヘ頭変僕>

あの世へは 望まなくても 一人旅
この世では 何といっても 二人旅
 豚珍漢>

 津軽野の キスゲ仰し 裏岩木
<頭変僕>

 訪れる 人なき池に 蓮の花<頭変僕>

 荒れ庭の 菖蒲一輪 風に揺れ
 (津軽の拙宅の庭と池)<頭変僕>

 つもりちがい10ヵ条(百草園にて 清水さん撮影)
<日高の昼行灯>
鬱蒼と 人手入らぬ 杉林
パーコード 仏では生徒の 出欠に
CをK 何でも隣の 所為にする
梅の枝 折っててさわぐは 婦人たち
白々しい パキスタンの 核漏洩

(昼行灯氏の初投句に対して)
 名珍柳 芭蕉もびっくり 昼行灯<男爺>

年金を 減らして増税 こりゃ酷い
仲介業 盗んで売るとは 知らなんだ
列外は 俺のことかと お父さん
近頃は 電気で光るよ 行灯だって
いつの間に 居眠りしている 猫がそば

(昼行灯氏の投句に対して)
 昼行灯 ネーミングにも お人柄<豚珍漢>

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