緋色ひいろ。#d13829
 茜染めのわずかに黄みをおびた鮮やかな赤。
 もとは「緋あけ」、「真緋あけ」といい、明るさを意味する「あか」と同じ意味をもつ。
 火に通じ「火色」とも記す。
 「思ひ」の「ひ」にかけて「思ひの色」とも呼ばれる。
 情熱の色。
 「玉くしげ 二年会はぬ 君が身を 緋あけながらやは あらむと思ひし」後選和歌集