濃色
こきいろ
。#4c3037
一般的には濃い色全般を指すが、伝統色名としては紫の濃い色を表す。
「冠位十二階
推古11年/603年
」の制色で紫は最高位の色とされた。
また美の象徴ともされ、「むらさきの」は「匂う
美しく輝く
」にかかる枕詞、「紫のゆかり」は「ある関係から情愛が及ぶこと」を意味し、「ゆかりの色」ともよばれた。
「花も糸も紙もすべて、なにもなにも、むらさきなるものはむでたくこそあれ」
枕草子