露草色
つゆくさいろ
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花や草の汁をそのまま布に摺りつける摺り染めに最も古くから使われた花の一つがツユクサ。
「青花」、「着草」、「月草」、「うつしばな」などの異名がある。
ツユクサで染めた明るい青をさす色名。
「花染
はなぞめ
」、「うつし色」ともいう。
ツユクサで染めた青は消えやすいため、染めの下絵を描くのに使われる。
「つきくさ」は「うつる」、「きえる」にかかる枕詞。
「つき草に 衣はすらむ 朝露に ぬれてむ後は うつろひぬとも」
万葉集 巻7