夕 日 の 波 止 場
詩 水木かおる
曲 藤原 秀行
一 船が出たなら 悲しさに
  はり裂けそうな 女のこころ
  私の胸に あの人は
  二度と帰って 来ないだろ
  そんな気がする 夕日の波止場

二 待てと一言 云うのなら
  その一言に 女はいきる
  明日あしたにつなぐ 夢さえも
  残してくれず あの人は
  行ってしまった 夕日の海へ

三 ひとりぼっちよ 私って
  涙もかれた 淋しい女
  帰らぬ人を 待ちながら
  いっそこのまま 岸壁の
  石になりたい 夕日の波止場