山の端に月の出る頃
詩 哥川欣也
曲 利根一郎
一 静かに暮れゆく ホー
  峠の空に いつか煌めく ホー
  君と仰いだ愛の星 愛しさ 愛しさ
  迫りて呼べば 返る谺が ホー
  みつる胸

二 ほのかな香りの ホー
  ただよう小径 春は廻れど ホー
  過ぎしあの日の夢何処 囁く 囁く
  流れの音も 甘い思いで ホー
  誘う唄

三 さやかに澄みゆく ホー
  月の光に ぬれて偲べば ホー
  点る灯りも潤みがち 今宵は 今宵は
  山ふところに ひとり抱かれて ホー
  溶ける夜