二 祖霊(それい)まします この山河 敵にふませて なるものか 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵
「疾(と)きこと風の如く 徐(しず)かなること林の如し 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し」
三 躑躅ヶ崎の 月さやか 宴(うたげ)を尽くせ 明日よりは おのおの京を めざしつつ 雲と興(おこ)れや 武田武士 武田武士