赤いランプの終列車
詩 大倉芳郎
曲 江口夜詩
一 白い夜霧の 灯りに濡れて
  別れせつない プラットホーム
  ベルが鳴る ベルが鳴る
  さらばと告げて 手を振る君は
  赤いランプの終列車

二 涙かくして 微笑みおうて
  窓に残した 心のぬくみ
  あの人は あの人は
  いつまた逢える 旅路の人か
  赤いランプの終列車

三 遠い汽笛に 薄れる影に
  一人たたずむ プラットホーム
  さようなら さようなら
  まぶたの奥に 悲しく消える
  赤いランプの終列車