大阪ぐらし
詩 石浜恒夫
曲 大野正雄
 赤い夕映え 通天閣も
 染めて燃えてる 夕陽が丘よ
 娘なりゃこそ 意地かけまする
 花も茜の 夾竹桃

 がたろ横町で 行き暮れ泣いて
 ここが思案の 合縁奇縁
 おなごなりゃこそ 願かけまする
 恋の思案の 法善寺

 坂田三吉 端歩をついた
 銀が泣いてる 勝負師気質
 めおとなりゃこそ 世話かけまする
 おれも泣いてる 胸のうち

 夕は夕凪 夕凪千鳥
 鴎啼け啼け 大阪ぐらし
 男なりゃこそ 夢かけまする
 明日の才覚 土性っ骨