空にひびいた あの音は たたく太鼓の 勇み駒 山車の竹笹 提灯は 赤い灯(あかし)に ゆれて行く 今日は祇園の夏祭り 揃いの浴衣の 若い衆は 綱を引き出し 音頭とる 玄海灘の 風うけて ばちがはげしく 右左 小倉名代は 無法松 度胸千両の あばれうち
二 泣くな嘆くな 男じゃないか どうせ実らぬ 恋じゃもの 愚痴や未練は 玄海灘に 捨てて太鼓の 乱れ打ち 夢も通えよ 女男(みょうと)波