二 ちいさなお店で 仔犬とくらす 女の過去は きかないで 咲いたとて咲いたとて 浮いて流される どうせ浮草 夢のもろさよ 涙をしずめた 夜の川
三 相合橋から 戎橋 往く人来るひと もどる人 この川でこの川で ひとり春を待つ 燃えてさみしい 紅い唇 明日も流れる さだめ川