ああ川中島
詞 武田 綱
曲 山本丈晴
編曲 桜田誠一
一 霧たちこむる 妻女山
千曲の川は 浪高し
はるかにきこゆる つわものの
静けさ破る ときの声
いまこそ勝負 決せんと
竜虎相うつ すさまじさ
吟詠
単騎陣をついて 朝霧を破り
扇を揮って山の如し 不動の心
四百余年 唯一夢
両雄の戦蹟 那の辺にか尋ねん
二 車がかりの 陣備え
巡る合図に 敵味方
さかまく浪に どよめきいぇ
人馬の声も いりみだれ
川中島の たたかいは
語りつたえて 勇ましや
三 ひずめのひびき とどろきて
白刃一せん せまれども
太喝一声 軍配に
はっしと受けし その武勇
いずれおとらぬ 甲越の
英雄いまも 名はかおる