二 谷の真清水(ましみず) 汲み合うて ほほえみ交し 摘んだ花 山鳩の声 聴きながら 行きずりの ああ 君とともに 下りた峠の はろけさよ
三 山の煙の たそがれに 別れた人の うしろ影 あとふりかえり 手を振れば うすれゆく ああ 淡い夕日が 染めた茜の なつかし