二 誰に踏まれて 咲こうと散ろと 要らぬお世話さ 放っときな 渡る世間を 舌打ちで 拗ねた妾が なぜ悪い
三 自棄に喫かした 煙草の煙り こころ虚ろな 鬼あざみ ままよ火の酒 呷ろうと 夜の花なら 狂い咲き
四 霧の深さに 隠れて泣いた 夢が一つの 想い出さ 泣いて泪が 枯れたなら 明日の光りを 胸に抱く