二 今日もまた 瞳に燃ゆる 夕映えに 思い乱れて 紫の ペンのインクも 滲みがち
三 泣き濡れて 送る手紙の 恥ずかしさ 待てば淋しや しみじみと 街の舗道の 雨の音
四 明日から 二度と泣くまい 恋すまい いくら泣いても 笑うても 胸の傷手は 治りゃせぬ