女ひとり
詞 永  六 輔
曲 いずみたく
一 京都 大原 三千院
  恋に疲れた女がひとり
  結城に塩瀬(しおぜ)素描(すがき)の帯が
  池の水面にゆれていた
  京都 大原 三千院
  恋に疲れた女がひとり

二 京都 栂尾 高山寺(こうざんじ)
  恋に疲れた女がひとり
  大島つむぎにつづれの帯が
  影を落とした石だたみ
  京都 栂尾 高山寺
  恋に疲れた女がひとり

     (間奏)

三 京都 嵐山(らんざん) 大覚寺
  恋に疲れた女がひとり
  塩沢がすりに名古屋帯
  耳をすませば滝の音
  京都 嵐山 大覚寺
  恋に疲れた女がひとり