流れてやまぬ広瀬川 朝な夕なの我が教 ほととぎす鳴く青葉山 緑はかえぬ我が操 宮城の萩の露に照る 月を鏡の我が心
向う愛宕の丘の上 遠くながむる海原の 広き深きに学ばずや 玲瓏高き大空の 果なきはてに行く雲を 望みの翼と観ぜずや
孤燈の下のはげみには すぐれし世々の跡慕い いろりの縁の団欒には 嬉しき友のなさけ汲む 愛と望みと光との 宿明善の寮にきく