ニコライの鐘
詞 門田ゆたか
曲 古関 裕而
一 青い空さえ 小さな谷間
  日暮れはこぼれる 涙の夕陽
  姿変われど 変わらぬ夢を
  今日も歌うか 都の空に
  あゝニコライの 鐘がなる

二 きのう花咲き 今日散る落葉
  河面に映して 流れる月日
  思い出しても かえらぬ人の
  胸もはるかな 雁啼く空に
  あゝニコライの 鐘がなる

三 誰が読んだか 悲しい詩集
  頁をひらけば 出て来た手紙
  恋に破れた 乙女は今宵
  何を祈るか 暮れゆく空に
  あゝニコライの 鐘がなる