二 うつす月影 彩玻璃(いろガラス) 父は異国の 人ゆえに 金の十字架 心に抱けど 乙女盛りを あゝ曇り勝ち ララ曇り勝ち
三 坂の長崎 石畳 南京煙火(はなび)に 日が暮れて そぞろ恋しい 出島の沖に 母の精霊が あゝ流れ行く ララ流れ行く
四 平戸離れて 幾百里 つづる文さえ つくものを なぜに帰らぬ じゃがたらお春 サンタクルスの あゝ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る