二 止まるも行くも限りとて 形見に思う千万(ちよろず)の 心の端を一言(ひとこと)に さきくとばかり歌(うと)うなり
三 筑紫の極み 陸(みち)の奥 海山遠く隔(へだ)つとも その真心は隔てなく ひとつに尽くせ国のため