北大恵迪寮歌
横山 芳介 詞
納所弁二郎 曲 都ぞ弥生の雲紫に
花の香漂う宴遊の筵 尽きせぬ奢りに濃き紅の その春暮れては移ろう色の 夢こそ一時青き繁みに 燃えなん我が胸想いを載せて 星影さやかに光れる北を 人の世の 清き国ぞとあこがれぬ 豊かに稔れる石狩の野に 寒月懸れる針葉樹林 牧場の若草陽炎燃えて 平原果てなき東の際 連なる山脈玲瓏として 今しも輝く紫紺の雪に 自然の芸術を懐かしみつつ 高鳴る血潮の迸りもて 貴き野心の訓え培い 栄え行く 我等が寮を誇らずや |