穂高よさらば
曲 古関裕而
詞 田村扇吉
一 穂高よさらば 又来る日まで
  奥穂に映ゆる あかね雲
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る ジャンダルム

二 滝谷さらば 又来る日まで
  北穂へ続く 雪の道
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 槍ヶ岳

三 涸沢さらば 又来る日まで
  横尾へ続く 雪の道
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 屏風岩

四 岳沢さらば 又来る日まで
  前穂を後に 河童橋
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 畳岩

   雷撃隊出動の歌
詞 米山忠雄
一 母艦よさらば 撃滅の
  翼に映える 茜雲
  かえりみすれば 遠ざかる
  (まぶた)に残る 菊の花

二 炸弾の雨 突抜けて
  雷撃針路 ひた進む
  まなじりたかし 必殺の
  翼にかかる 潮しぶき

三 天皇陛下 万歳と
  最後の息に 振る翼
  おおその翼 紅の
  火玉と燃えて 体当たり

四 雲染む屍 つぎつぎて
  撃ちてし止まん 幾潮路
  決死の翼 征くところ
  雄叫び高し 雷撃隊