二 夏は河原の夕涼み 白い襟あしぼんぼりに かくす涙の口紅も 燃えて身をやく大文字 祇園恋しや だらりの帯よ
三 鴨の河原の水やせて 咽ぶ瀬音に鐘の声 枯れた柳に秋風が 泣くよ今宵も夜もすがら 祇園恋しや だらりの帯よ