デカンショ節
兵庫県篠山市 民謡
丹波篠山山家の猿がア ヨイヨイ
花のお江戸で芝居する
ヨーイヨーイ デッカンショ

酒は飲め飲め茶釜でわかせア ヨイヨイ
お神酒あがらぬ神はない
ヨーイヨーイ デッカンショ

霧の海から丹波の富士がア ヨイヨイ
ぼかし絵の様に浮び出る
ヨーイヨーイ デッカンショ

灘のお酒はどなたが造るア ヨイヨイ
おらが自慢の丹波杜氏
ヨーイヨーイ デッカンショ

雪はちらちら丹波の宿にア ヨイヨイ
猪がとびこむ牡丹鍋
ヨーイヨーイ デッカンショ

デカンショデカンショで半年暮らすア ヨイヨイ
あとの半年寝て暮らす
ヨーイヨーイ デッカンショ

丹波篠山鳳鳴の塾でア ヨイヨイ
文武きたえし美少年
ヨーイヨーイ デッカンショ

寒さしのんで作りし酒でア ヨイヨイ
春は三三九度の式
ヨーイヨーイ デッカンショ

私ゃ丹波のかち栗育ちア ヨイヨイ
中に甘みも渋もある
ヨーイヨーイ デッカンショ

丹波篠山その山奥でア ヨイヨイ
一人米つく水車
ヨーイヨーイ デッカンショ

一人米つくあの水車ア ヨイヨイ
誰を待つやらくるくると
ヨーイヨーイ デッカンショ

向うのお山の紅葉が赤いア ヨイヨイ
あれが落ちたら雪になる
ヨーイヨーイ デッカンショ