春宿左省 春 左省に宿しゅくす
花隱掖垣暮 花は隱たり 掖垣えきえんの暮
啾啾棲鳥過 啾啾として棲鳥過ぐ
星臨萬戸動 星は萬戸に臨みて動き
月傍九霄多 月は九霄に傍そうて多し
不寢聽金鑰 寢ねずして金鑰やくを聽き
因風想玉珂 風に因りて玉珂を想う
明朝有封事 明朝 封事ふうじ有り
數問夜如何 數しばしば問う 夜は如何と
貧交行 杜甫
翻手作雲覆手雨 手を翻せば雲と
粉粉軽薄何須數 粉粉たる軽薄 何ぞ数うるを須もちいん
君不見 君見ずや
管鮑貧時交 管鮑貧時の交わりを
此道今人棄如土 此の道 今人こんじん棄てて土の如し